アニメPSYCHO-PASSに登場する知識をご紹介します。
パワーポーズによる「テストステロンとコルチゾール」の分泌
PSYCHO-PASS 3第三話。
慎導灼(しんどう あらた)監視官と入江一途(いりえ かずみち)執行官の会話の中に登場していました。
人間は、強いフリをするだけで脳内でテストステロンが分泌され、
弱いフリをするだけでコルチゾールが分泌されます。
テストステロンは男性に多く、支配性のあるホルモンです。
一方コルチゾールは別名ストレスホルモンとも呼ばれ、しょっちゅう分泌されていると慢性的なストレスの原因になることもあります。
この内容をさらに詳しく説明してくれている動画があります。
TEDtalkのアプリで再生回数第2位の動画、
エイミーカディ先生の「Your body language may shape who you are(ボディーランゲージがあなたを形作っているかもしれない)」です。
ボディーランゲージは非言語行動とも呼ばれます。
ボディーランゲージはが他人に対して影響を与えるのは皆さんお分かりかと思います。
しかしそれだけではありません。
なんとボディーランゲージは自分自身の感情や生理にも影響があるのです。
それがPSYCHO-PASSで紹介されていた、テストステロンとコルチゾール。
人間も動物も力強く有能なリーダーはテストステロンが高く、コルチゾールが低くなっています。
しかし、これはリーダーといった「地位」に限ったことではありません。
姿勢や態度でも影響があるんです。
パワーポーズといって、仁王立ちしたり、胸を張ったりするだけでテストステロンが多く分泌されます。
逆に、ローパワーポーズといって、体を縮こめたり、自信がなさそうに振る舞ったりするだけで、コルチゾールが多く分泌されます。
そしてこの姿勢や態度によるホルモン分泌の差だけで、就職の面接や選挙など、一見中身が重要そうなことでも、パワーポーズを取った方が有利に働くんです。
しかもたった2分ポーズを取っただけで変わります。
ですので、自分の意思を伝える場面があったときは、2分でいいのでパワーポーズを試してみてください。
パワーポーズに関するエイミーカディ先生の書籍は
〈パワーポーズ〉が最高の自分を創る (ハヤカワ・ノンフィクション)
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