今回は刑事ドラマによく出てくる場面で、実際の法律とは異なる部分をご紹介します。
刑事は殺害現場に入れない
刑事ドラマで事件が起こったとき、刑事が殺害現場に行って、あれこれ調べたり、推理したりしてるシーンがよくありますよね。
実はあれ、実際には有り得ないことなんです。
殺害現場とは事件解決の手口のヒントがあるかもしれない場所。
そのため、殺害現場にはまず鑑識の人たちが入ります。
この際、足跡やちょっとした物の位置なども重要であるため、厳重な格好をして入るそうです。
それらが一通り終わってから刑事が入ります。
ドラマなどでは、土足で刑事が入って、鑑識の人と相談する、というシーンもあります。
しかし実際には有り得ないんだそうですね。
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「自白しろ!」という台詞は間違ってる
続いては「自白」という言葉について。
容疑者として捕らえられた人物に向かって、刑事が「自白しろ!」と迫るシーンがよく有りますが、あれも実は間違いがあります。
正確には「自供しろ!」なんです。
では自白と自供と違いは何か。
自白は事件がまだ発見されていないときに、犯人自ら「私がやりました」と名乗り出た場合に使います。
一方自供とは、既に事件が発覚し、捜査が始まって後に、「私がやりました」と罪を認めることです。
つまり事件が発覚してしまえば、その瞬間から「自白」というものは無くなってしまいます。
ちなみに、具体的にどの時点が「事件発覚」だと思いますか?
答えは、税金が動いた瞬間です。
事件が発生して、誰かから通報があり、パトカーが出動したときから税金が動きます。
この瞬間が事件発覚です。
自白した場合に犯人の罪が軽くなるのは、事件発覚前なら税金をあまり掛けずに済むからなんです。
殺人事件のときに作る「捜査本部」は、約1000万円もかかるそうですからね。
つまり金ってことです。(笑)
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