アニメ「PSYCHO-PASS3期」に出てくる知識をご紹介します。
「英国式のアフタヌーンティーですか。コーヒーにしましょう。
イギリスの紅茶文化なんてものは、貿易戦争に負けて仕方なく始まったものですから。」
(PSYCHO-PASS3期第三話「ヘラクレスとセイレーン」より)
PSYCHO-PASS3期第三話、梓澤廣一(あずさわ こういち)のセリフです。
梓澤は、カフェで英国式のアフタヌーンティーを楽しむ女性二人にいきなり「紅茶はやめてコーヒーを飲むように」と、話しかけます。
実はこのセリフには近代に起こったある歴史的事件とよく似ているんです。
その事件とは「ボストン茶会事件」です。
時は1773年、場所はアメリカ。
ただし、アメリカ独立宣言(1776年)はまだ出ていないため、アメリカはイギリス、フランス、スペインの領土です。
1754〜63年の間、北アメリカの領土を巡り、「フレンチ・インディアン戦争」が起こっていました。
イギリスvsアメリカンインディアンとフランスの戦争です。
イギリスはこの戦争に勝利したものの、大きな負債を作ってしまいました。
そこでイギリスは、お金を徴収するため、「印紙法」や様々な商品に関税をかける「タウンゼンド法」を作ります。
しかし、植民地側は「代表なくして課税なし」と唱え、これに抵抗します。
そこで1773年にイギリスは、新たに「茶法」という法律を出します。
これは、イギリス東インド会社の茶しか植民地での販売を認めないという法律です。
植民地側はこれに反発。
ボストン港に入港した東インド会社の貿易船に乗り込みます。
そして、「ボストン港をティーポットにする!」と叫びながら、積荷のお茶を海に廃棄しました。
これはアメリカ独立戦争のきっかけになりました。
そして1776年トマスジェファーソンを中心に「独立宣言」を発表しました。
いかがでしたでしょうか。
PSYCHO-PASSの設定はとても興味深いですね。
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