「独学の習慣が継続しない」
「独学がきつくて辛い」
「家で一人で勉強するのは失敗しそう」
という方に、心理学や実体験をもとにして、独学でも勉強を続ける習慣のコツを解説していきたいと思います。
独学は、学生の方も社会人の方も、自宅やカフェでできる自由度の高い素晴らしい勉強法です。
継続させて目標を達成していきましょう。
独学が続かない理由
まずは「独学が続かない」という方向けに、その理由を探っていきましょう。
理由① 進捗状況がわかってないから
独学だと、与えられたカリキュラムや時間割などがありません。
自分がどれだけ進んでいるのかを確認できないと、達成感があまりなく、モチベーションも下がってしまいます。
理由② 監視の目がないから
「独学」とは、読んで字のごとく「一人で勉強する」という意味です。
そのため、集団で勉強しているときと比べると、監視の目がありません。
誰からも見られていないと思うと、ついつい気が緩んでしまうのが人間です。
理由③ 目標をきめてないから
目標を決めずに勉強を進めることも、達成感がなく、モチベーションが下がる原因になります。
また、なにをするべきか決まっていないと、右往左往して、勉強の質も下がってしまいます。
理由④ 環境が悪いから
「すぐにスマホに手がいってしまう」
「部屋が散らかっていて集中できない」
など、環境が悪いと、勉強が続かない原因になってしまいます。
理由⑤ 勉強方法を間違えているから
勉強方法を間違えてしまうと、記憶に残らず、勉強した意味がなくなってしまいます。
ところが多くの人が、
「テキストを繰り返し読む」
「短期間につめこむ」
などの、間違った勉強方法を、小中学校のときからやってしまっています。
独学を続けるコツ①習慣化する
それでは、独学を続かせるコツを解説していきます。
まずは「習慣化」についてです。
独学に限らず、毎日なにかを続けるというのは失敗しやすいものです。
ここでは、継続して勉強に取り組むことができる「習慣を継続させる」テクニックを解説します。
続いた日数をカウントする
勉強を日々の習慣にするためには、続けることができている日数を数えましょう。
こうすることで、何日続いているかハッキリ分かり、モチベーションや自信につながります。
目標や経過をまわりに公開する
独学での目標や、進捗状況をまわりの人に公開してみましょう。
これは「public commitment(公の約束)」といわれるテクニックです。
独学は監視の目がなく、ついついサボりがちになってしまいます。
しかしこのテクニックを使うことで、「見られているからサボれない」という感覚になれます。
SNSなどで周りの人たちに
「今日から毎日、本を読みます」
「今日は50ページ読みました」
などと公表してみましょう。
もともとやってる習慣とセットでやる
習慣化をより簡単にするテクニックは、いまやってる習慣にくっつけることです。
これは、「habit chain(習慣の鎖)」と呼ばれるものです。
「朝に顔を洗ったら⇒机に向かう」
「鏡を見たら⇒英単語を1個は口に出す」
など、ルールを決めておきましょう。
また、時間割を自分でつくって「この時間になったら始める」と決めておくのも効果的です。
学生に限らず、社会人になっても時間割というシステムは有効です。
時間割のアプリも便利なのでぜひ使ってみてください。
独学を続けるコツ②目標を決める
目標を決めるのも、独学で大事なポイントです。
目標には「大きな目標」と「小さな目標」の2種類あります。
大きな目標を決める
大きな目標とは、
「自由に働けるようになりたい」
「年収1000万円超える」
など、独学を成功させた先にある目標です。
「大きな目標」は、抽象的であっても大丈夫です。
この目標を決めることで、独学のモチベーション維持になります。
小さな目標を決める
小さな目標とは、
「今日はこのタスクを終わらせる」
「つぎの資格試験に合格する」
など、目の前にある目標です。
「課題」とも言いかえれるでしょう。
「小さな目標」は、具体的なものにしましょう。
毎日小さな目標を決めるのも「スモールステップの原則」といって効果的です。
独学を続けるコツ③マインドセットを変える
マインドセットとは何か
マインドセットとは、いわゆる「信念」や「考え方」のことです。
自分の「いまの能力」に対してどう考えるかによって、独学の成果はまるで変わってきます。
「自分の能力は伸ばせる」と考えて、マインドセットをしなやかにすることが大事です。
マインドセットとは何なのか詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
マインドセットを変えよう
自分の能力に対して、
「あらかじめ決まっている」と考えるか、
「いまからでも伸ばせる」と考えるかで、
独学へのモチベーションや結果はまるで変わってきます。
自分が独学で取り組んでいることに対して、
「どれだけやっても大して変わらないのではないか」
と感じている方は要注意です。
しかし、今からでもそのマインドセットは変えることができます。
マインドセットの変え方に関しては、こちらの記事をご覧ください。
独学を続けるコツ④環境を整える
勉強するときの環境は「集中力」や「ねばり強く取り組む力」に影響します。
視界をきれいにする
自分の視界に入る景色をできるだけ綺麗にしましょう。
整理整頓されているだけで、思考がクリアになり、集中力が続きます。
そして要注意なのがスマートフォンです。
「LINEが来ていないか」
「ゲームのスタミナがたまっていないか」
などなど、スマートフォンが視界に入っているだけで気になり、集中力を切らせる一番の原因です。
スマートフォンは視界から排除しておきましょう。
充電器ごと、玄関や隣の部屋などに置いておくのがオススメです。
音を静かにする
勉強中にイヤホンで音楽を聴くのはやめましょう。
音楽に意識がいってしまうばかりか、余計な情報が脳に入っていくので、勉強の妨げになってしまいます。
勉強する部屋は、できるだけ静かな状態にしましょう。
ただし、鳥の鳴き声や水の音など、自然音に限っては、むしろ集中力があげるため、耳に入っても大丈夫です。
独学を続けるコツ⑤正しい勉強方法を知る
そもそも勉強方法が間違っていて挫折してしまうこともあります。
どんな勉強方法が効果的で、どんな勉強方法が効果的でないのか知りましょう。
間違った勉強方法を知る
誰もがついついやってしまっている間違った勉強方法は2つあります。
「つめこみ学習」…短期間でつめこむ勉強方法
これらの勉強方法は、感覚的には「やった気分」になるため、多くの人がやってしまっています。
詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
正しい勉強方法を知る
科学的に効果があると実証されている勉強方法は3つあります。
「間隔学習」…時間的に間をあけて勉強する方法
「交互学習」…複数のジャンルを交互に勉強する方法
これらの効果的な勉強方法に関しては、こちらの記事をご覧ください。
また、脳をうまく使った「記憶に残りやすい勉強のテクニック」を知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
まとめ
独学を続ける5つのコツ
独学を継続させて、目標を達成していきましょう!
今回の記事では、「勉強の習慣を継続させる方法」を解説しましたが、
いまの習慣に不満がある方は、こちらの記事をチェックして、新しい習慣を作ってみてください。
習慣化にオススメの本
習慣化に関してより詳しく知りたい方は、習慣化に関する本もチェックしてみてください。
こちらの本は、イギリスの心理学者ジェレミー・ディーンが書いた本で、
「悪い習慣はなぜやめられないのか」
「習慣と創造性はどう関係しているのか」
といったことが分かります。
こちらの本は、習慣化コンサルタントの古川武士さんが書かれた本で、
「習慣を続ける方法」
「習慣化の挫折を防ぐ方法」
などが、イラストを用いてわかりやすく解説されています。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました(^▽^)/
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